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2023.01.15

須賀 真之介

妙義山 登山編

百の頂きに百の喜びあり

深田久弥
(ウィキペディアからリンク)
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2022.11.22 tue

今回の企画は、登山大好きなNEWoMan新宿店 半田知也の登山に帯同して、山の魅力を感じてきました。前回の記事で「いつかご一緒したいです」と言っていたことを、ようやく叶えることができました。

半田知也はこれまでに、日本の標高3000m峰以上の高峰全23座中15座を登頂。ロングトレイルの縦走経験も多数しながら長期休暇には山ごもりもしています。

今までに主に登った山は、

○北アルプス 表銀座縦走路(3泊4日) 裏銀座縦走路(3泊4日) ○立山三山縦走 ○白馬三山縦走

○南アルプス ○鳳凰三山縦走 ○塩見岳〜間ノ岳・北岳縦走 ○聖岳〜光岳周回縦走 ○奥秩父

○奥秩父主脈縦走 ○越後 ○谷川馬蹄形縦走 など…。関東圏を主に歩いています。

沢山の山を制覇し、圧倒的な知識と経験を持つ半田知也。

今後の活動は北海道か九州の山旅を計画中。

山登りってなかなか行く機会がないですよね?どんな服を着ていけば良いのか?荷物は何を持っていけば良いのか?まずはそこから始まります。

以前の半田さんの記事の中で、ウルトラライト=ULという登山スタイルの話をお聞きしましたのでなんとなくでしたがイメージは出来ていました。登山している自分の様子をイメージして想像を膨らませ準備しました。(笑)

今回は谷川岳を登頂することになっていたので、時期的に寒いこともあり防寒着や雨具の準備もしました。

しかし、谷川岳の当日の朝に天気をみたところあまりにも雪が積もっていて、氷結していたので急遽目的地を変更!!!

目的地は、妙義山

妙義山(みょうぎさん)は、群馬県甘楽郡下仁田町・富岡市・安中市の境界に位置する日本三大奇景の一つとされる山である。いくつものピークから成り、最高峰は表妙義稜線上の相馬岳 (1,103.8m) で、また妙義山系全体の最高峰は裏妙義に聳える谷急山(1,162.1m) となっている。

結果、妙義山は天気も良く最高の登山日和すぎて、逆に暑すぎました。(笑)

準備も整い、さあ出発です!!!


AM4:00-

246号線沿いの池尻大橋駅近に朝の眠気も覚めぬまま集合しました。辺りは暗くまだ夜明け前!

AM6:00-

しばらく車を走らせ、埼玉県に突入。上里SAでひと休憩。味噌豚丼がオススメです!山登りをする前は体の中から温めてくれる発酵食品が良いらしく、”お味噌汁”をいただきました!

上里SAから見た朝焼けが綺麗で、早起きしたことでちょっと得した気分です。

朝焼け

AM7:30-

駐車場につき荷物をまとめたり気候に合わせて着替えをしたりします。半田さんは山の中で飲むコーヒーの準備もしてくれています。

それでは出発です。まずは妙義神社に向けて歩き始めます。

さあ〜出発

神社入り口には登山記念バッチが売っていました。山を登る人の中にはこれを行く先々で集めている人も多いみたいです。一緒に登ったアトレ恵比寿店の渡邉さんが早速、ボトルに入った水をザックから落として坂道を転げ落ちるハプニングも…。(笑)神社にお参りするために朝早くからとてつもない階段の数を登ります。(汗)階段を登る姿は、いかにも冒険が始まる匂いがしますね。しっかり気持ちをつくって、お辞儀します。これをすることで安全が守られます。お参りを済ませて、登山道入り口に向かう途中に妙義山の全体像の地図を半田さんが説明してくれています。

さあ、いよいよスタートです。


AM8:00-

まずは、ゆっくりとした足場がある山道を歩いて行きます。入ってすぐに完全に空気が違う事と季節的に紅葉の季節だったこともあり山の中にいる事を実感させられました。今まで見たことのないような、岩や木々など目に入ってくる全てのものが初めてで新鮮でした。

あとは、正直に思ったのは”ザック”が重い…。(笑)

「これをもってこれから何時間も歩くのか、辛いな。」って思ってしまいました。

《ここで豆知識》登山において【汗をかく前に服を脱ぐ】というのが鉄則だそうです。要するに登山では暖かくて生地が厚いものなどを選ぶよりは、着回しができたり用途がそれぞれしっかりあるものを”重ね着”しておいた方が良いということを学びました。

さらに、道を進みます。


AM9:00-

歩いている道中には大木も倒れていたり、自然の中で入り乱れる様子も伺えます。道というかなんというか…。

キノコも生えれば、自然にできた洞窟も紅葉とあいまって綺麗でした。なぜこんな形になるのだろうか、不思議です。木の生え方も独特で、形も様々。そんな大自然を感じる場面もちらほら。

そうこうしているうちに、第一展望台が姿を見せます。この妙義山の特徴である”鎖場”がここで初登場!

鎖場!

《ここで豆知識》”鎖場”で気をつけることは、無理やり手だけで登らない。しっかりと足場をみつけながら一歩ずつ一歩ずつ進む事がポイントです。 

少し足場も濡れているように感じます。ようやくそこを抜けるとそこは大大大絶景!!!

写真の通り、全てを見渡す事ができる圧巻の景色でした。

絶景!

ここでひと休憩をして、また次へと進みます。


すると、なぜ崩れないのかわからないくらいの大きな反り立つ岩壁が見えてきます。これが妙義山が三大奇景と言われる所以。つくづく自然の偉大さを感じます。

AM10:50-

山道を進みに進み、第二展望台でLOOKmag.ポーズをかまします。

一行は休憩所にたどり着きます。ここで一旦来た道の確認と行く道の確認を含め座って休憩をします。

《ここで豆知識》あらかじめ持ってきていた、チョコやグミそしてカリカリ梅を食べてパワーも全回復!塩分と糖分はいつでも大切です。

ここからが、妙義山の真骨頂!とんでもない階段ととんでもない鎖場、からの絶景が続きます。

今回の登山を通して思ったことは、自然は偉大で実に神秘的だということ。そして美しい景色を見るためには相当な苦労が必要ということ。その結果、”山”はその努力に応えてくれるということです。新しいことを始めるということは大きな一歩であるが今までに経験してこなかった新しい世界を見せてくれることは間違いないと実感する事ができた有意義な時間と体験でした。また必ず次の挑戦に挑んでいきたいという前向きな気持ちになりました。

休憩所から程なくし、ルートを少し外れた場所に大砲岩が姿を見せます。その隣にある天狗の評定に登りました。景色は絶景!!!

天狗の評定

登るまでが怖くて登ってみたら綺麗な景色。まさに登山を感じる瞬間です。

来た道を戻り、とてつもなく長い階段を一歩一歩と登ります。終盤戦のこれがきついのなんのって、、、。

それを乗り越えると、第一石門つるべさがりと第二石門カニの横這の二つの鎖場に到着します。

カニの横這

ここが怖い。今にも滑りそうな断崖絶壁で全くの気を抜けません。足と腕がパンパンの状態で最後の力を振り絞ります。下から見る景色は、凄まじい光景ですが、登って進む本人は必死に恐怖と戦います。第三石門を越え、最後の第四石門に到着します。

第四石門は、大きくそびえ立ち真ん中をくぐれるように人工的にしたのではないかと思うような形状になっていました。石門越しに先ほど通過した大砲岩も見えています。

第四石門からのぞく大砲岩

PM13:00-

下り道をぐんぐん下り、沢山の登山客とすれ違います。

《ここで豆知識》登山において、狭い道があるときに譲り合いが必要です。この時、下りの人が登りの人を先に行かせる事が鉄則です。

そして、遂にきました!!!お食事タイム。過酷な道をきた私たちは腹ペコです。事前に用意した、乾麺とソーセージをガスバーナで調理します。半田さんが以前言っていたようにUL+FUN(楽しみ)という事でしたので今回のお食事タイムをすごく楽しみにしていました。

ラーメンは少し薄めで舌がお腹が空いた&登山後の疲れからか本当に美味しかったです。コーヒーはエスプレッソで抽出してアメリカンでいただく、半田スタイルでした。

LOOKmag.で作ってもらった魔法瓶も大活躍でした。

帰り道は、まさかのバスがなく同じコースを帰るような道順で1時間かかりました。最後の最後で足が笑ってしまうほどでした。

最後にみんなでソフトクリーム食べて終わりです。


あとがき

今回は前回の半田さんの記事から派生した企画で、私のわがままでご一緒させていただきました。実際に山に登ってみないと記事を見てるだけではわからない事もあるのかなと思ったことと単純に楽しそうだなと思いお願いしてこの企画になりました。登ってみて思ったことは、何より自然の偉大さを感じたこと。これは紛れもない事実です。さらには、細かいところで気をつけないといけないことや自然をリスペクトしないといけない注意事項もたくさんありました。私たちが山に行き登山を楽しむことは決して山からしたらいいことばかりではないと思います。みんながルールを守り自然を大切にする事が大切ということを改めて実感しました。さらには、やはり自分の足で登り感じれる世界はとてつもなく素晴らしく、壮大なものである事、という事も感じることが出来ました。朝早くから本当にありがとうございました。

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本編に載せきれなかった写真です。ぜひ最後までご覧ください!

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PEEK-A-BOO AVEDA アトレ恵比寿
PEEK-A-BOO新時代を担う”LOOK mag.”初代編集長