1日目|ニース到着。
地中海の風を感じるリラックス散歩
アムステルダム経由でフランス南部の都市・ニースに到着。空港を出た瞬間、やわらかい地中海の風と明るい陽射しに包まれ、一気に南仏らしい空気に引き込まれました。
旅の最初の目的地として、心身をほぐしてくれるような温かさが印象的です。
📍宿泊:Mercure Nice Centre Notre Dame Hotel|メルキュール・ニース・サントル・ノートルダム
今回選んだ宿泊先は、「Mercure Nice Centre Notre Dame Hotel」。
ニース市内の中心地に位置し、観光にもショッピングにもアクセスが抜群の立地です。
鉄道駅やトラムの駅からも近く、フランス国内の移動を考えている方にもおすすめです。
店名: | Mercure Nice Centre Notre Dame Hotel |
HP: | オフィシャルサイト |
住所: | 28 Avenue Notre Dame, 06000 Nice |
Tel: | +33-4-9313-3636 |
Mail: | H1291@accor.com |
午後:プロムナード・デ・ザングレでのんびりと海辺散歩
チェックインを済ませた後は、ニースを代表する海沿いの遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais)」へ。
長く続く青い海岸線と白い砂浜、そして背後に広がるオレンジ屋根の街並みが、まるで絵画のような風景を作り出しています。
旅行のスタートにふさわしく、カフェで一息つきながら日常を忘れ、波音とともに過ごす静かな時間は格別でした。
観光地として有名な場所ですが、平日だったこともあり、人通りもほどよく、のんびりとした雰囲気が漂っていました。
2日目|絶景と美食、南仏の魅力を巡る1日
この日は朝から夕方までフルに動きながら、エズ、モナコ、ニースの3つのエリアを巡りました。
自然、歴史、芸術、そして美食と、南フランスの多彩な魅力をぎゅっと詰め込んだ充実の一日でした。
Èze(エズ)|鷲の巣村で味わう天空の絶景

午前中に訪れたのは、鷲の巣村の名で知られる「エズ(Èze)」。標高427mの崖の上に築かれた小さな村で、その美しさから南仏旅行では絶対に外せない観光スポットの一つです。
村全体が迷路のような石畳の小道で構成されており、移動は徒歩のみ。中世の面影が色濃く残る建物の間を歩くだけで、まるでタイムスリップしたような感覚に浸れます。
そして、村の高台から見下ろすコート・ダジュールの海岸線。晴天に恵まれたこの日は、青い海と空が地平線で溶け合い、言葉を失うほどの絶景が広がっていました。



Monaco(モナコ)|世界屈指のラグジュアリー国家

次に向かったのは、世界で2番目に小さな国・モナコ。
F1モナコグランプリの開催地として有名で、街中には実際のレースコースが通っています。
街を歩くと、高級マンションやスーパーカーが目に入り、洗練されたセレブリティな空気を肌で感じることができます。
観光のハイライトの一つが、モナコ大聖堂。
ここにはレニエ大公とハリウッド女優グレース・ケリーが眠っており、静けさと荘厳さを兼ね備えた空間が広がっていました。


Nice(ニース)|美食とアートが息づく文化都市

午後は再びニースへ戻り、ランチは現地の人気レストラン「LE BISTROT GOURMAND」でいただきました。
地元の新鮮な食材を活かした南仏料理は、どれも素材の味が生きていて、見た目も美しく、目でも舌でも楽しめる内容でした。



店名: | LE BISTROT GOURMAND |
住所: | 3 Rue Desboutin 06300 NICE |
HP: | https://www.bistrotgourmand.net |
Tel: | +33492145555 |
Mail: | eservation@bistrotgourmand.net |
ランチ後は、マルク・シャガールの作品を展示する「シャガール美術館」へ。
宗教画を多く手がけたシャガールの作品には、独特の色彩と構図があり、作品のひとつひとつに彼自身の信仰や愛、人生哲学が投影されているのを感じます。



オーディオガイドを活用しながら、シャガールの描く世界観をじっくり味わい、旅の中で「静かに思索する時間」に浸ることができた貴重な体験となりました。
📍宿泊:Novotel Avignon Nord(アヴィニョン・ノール)

この日の宿は、アヴィニョン郊外にある「Novotel Avignon Nord」。
広々とした客室と開放感あるレストランが魅力のホテルで、旅の疲れを癒すにはぴったりの環境です。
ディナーと朝食もホテル内で楽しみました。夜はレストランでジャズの生演奏があり、ロマンチックな空間の中で贅沢な時間を過ごすことができました。
店名: | Novotel Avignon Nord |
HP: | オフィシャルサイト |
住所: | 135 avenue louis pasteur,84700 SORGUES,FRANCE |
Tel: | +33-4-90-03-85-00 |
Mail: | H0550@accor.com |
3日目|アヴィニョンとポン・デュ・ガール。
歴史と自然を体感する1日
この日は、南フランスの文化と歴史を肌で感じる1日となりました。
訪れたのは、かつて教皇庁が置かれた町「アヴィニョン」と、古代ローマ時代の水道橋「ポン・デュ・ガール」。
いずれもユネスコ世界遺産に登録された歴史的価値の高い場所です。
Avignon(アヴィニョン)|中世ヨーロッパの空気が残る歴史都市

プロヴァンス地方にある都市アヴィニョンは、14世紀に教皇庁が置かれていた歴史を持つ町。その影響もあり、町の中心部には「教皇宮殿」や「アヴィニョン橋」など、世界遺産に登録された建造物が数多く残されています。
狭い石畳の道が続き、高い岩の間を縫うように街が広がるこの場所は、まさに「時が止まったような」空気感が魅力。
学生時代に吹奏楽部で演奏した『プロヴァンスの風』という楽曲がぴったりと重なり、個人的にも非常に感慨深い場所でした。
教皇宮殿の内部では、当時使われていた壁や家具、装飾が残されており、14世紀の暮らしを間近に感じることができます。
音声ガイド付きでの見学は、歴史に詳しくなくても非常に分かりやすく、おすすめです。



Pont du Gard(ポン・デュ・ガール)|2000年を超えて立ち続けるローマの遺産
午後は、アヴィニョンから車で約40分の場所にある「ポン・デュ・ガール」へ移動。
ガルドン川に架かるこの水道橋は、古代ローマ時代に築かれたもので、高さ49m・全長275mという圧巻のスケールを誇ります。

特筆すべきは、石と石の重みだけで安定させるという構造。機械もセメントも使わず、人力だけでこの規模の橋を造ったことに驚かされます。しかも2000年経った今でもほとんど原形を保っているという保存状態の良さには感動しかありません。



橋の上部にある配水路にも実際に入って歩くことができ、狭くて暗い内部はちょっとした冒険気分。思っていた以上に高さもあり、足がすくむ場面もありましたが、それもまた忘れられない体験となりました。

この写真は比較的明るくて広いところで撮ってます
昼食:LES TERRASSES(レ・テラス)

橋のすぐ近くにあるレストラン「LES TERRASSES」でランチタイム。
テラス席からは自然の景観が楽しめ、ゆったりとした空気の中でいただく地元料理は格別でした。



店名: | LES TERRASSES |
住所: | Av. du Pont du Gard, 30210 Remoulins, フランス |
HP: | official site |
Tel: | +33466639137 |
移動:TGVでパリへ
午後の終わりには、TGV(フランスの高速鉄道)に乗ってパリへ移動しました。
日本の新幹線に慣れていると、少し揺れが気になる乗り心地でしたが、ヨーロッパらしい風情ある車内での移動も旅の一部として楽しめました。
夕食:Les Jardins Contini(レ・ジャルダン・コンティニ)

パリ到着後の夕食は、14区にある人気レストラン「Les Jardins Contini」へ。温かみのある照明と洗練された内装が印象的で、サービスも丁寧。旅の疲れを癒す落ち着いたディナータイムを過ごすことができました。



店名: | Les Jardins Contini |
住所: | 49 Av. du Général Leclerc, 75014 Paris, フランス |
HP: | official site |
Tel: | +33143202534 |
📍宿泊:Novotel Paris Pont de Sevres(ノボテル・パリ・ポン・ド・セーヴル)
この日の宿は「Novotel Paris Pont de Sevres」。
パリ郊外の落ち着いた立地にありながら、都心部へのアクセスも良好で、観光と休息のバランスを取りたい方にはぴったりのホテルです。
店名: | Novotel Paris Pont de Sevres |
住所: | 11-13 grande rue,92310 SEVRES,FRANCE |
HP: | website |
Tel: | +33146232000 |
後編へ続く…
この旅の後半では、ヴェルサイユ宮殿、モン・サン・ミシェル、ルーブル美術館など、フランスを代表する名所を巡ります。次回「後編」では、王侯貴族の世界、神秘の伝説、美術と文化に触れるパリ観光をたっぷりご紹介します。