始まりと釣行スタイル
年に2回の長期休暇を目前にした2週間前、昔からの友人が髪を切りに来る。
そしてその足で渋谷の牛角で安くて薄い牛タンを食べながら作戦会議をするのが旅の始まりです。
Googleマップの航空写真を見ながらここも良さそう、あそこも良さそうと想像を膨らませる所から始まります。まず初めに、なぜ僕らがGoogleマップを見ているかと言うと、僕らは釣り船に乗るわけでもなく、海釣り施設に行くわけでもなく、自分らの足でポイントを見つけて釣りをする言わばストリートなスタイルなのです。(笑)

ここにはこれくらいの長さの竿がいるからあれを持っていこう。糸はこれくらいの太さが何メートルくらい欲しいからそれを巻けるこのリールを持っていこう。
ルアー(擬似餌)はこれとこれ持っていこう。あとこれが必要だから買おう。自分がそこで釣りをしてることを想像してるこの時間がすでに楽しいんです。
周防大島への道中とローカル体験
待ちに待った前夜にはどちらかの家に前乗りし、始発の出発まで前夜祭もこれがまた楽しいんです。
いよいよ当日、始発の電車で羽田空港に向かいます。寝てないので、電車で降りる駅を寝過ごさないために必死です。
空港まで辿り着けばこっちのもん。気がつけば広島空港です。
そこからレンタカーに乗り継ぎ、向かうは山口県、周防大島です!
途中の地元飯や地元の釣具屋さんに行き、そこでしか買えない釣具を買うのもこの旅の醍醐味の一つです。名物おじさん店主がやってる超ローカルショップに立ち寄り、最近の釣果情報を聞いたりヒットルアーを聞いたりと事前情報を地元の人から入手するのが大切なのです。
これは瀬戸内の超ローカルショップ“バク“の店内ですがめちゃくちゃ狭くておじちゃん1人でやってるのですが、品揃えが半端なくコアな商品がずらりとな並んでいて、奥ではおじさんがクラフトマン魂を燃やしハンドメイドの釣竿やリメイクの釣竿を作っています。
おじさんと話していると釣りに対する情熱やものづくりに対する想いから始まり、ずーーーーっと釣りの話をしてるので気づかぬうちに2時間くらいすぐに経ちます。自分も好きなことを仕事にする人間としてすごく勉強になります。(笑)
そんなこんなで瀬戸内海に浮かぶ離島、周防大島“すおうおおしま“に到着しましてまずは腹ごしらえ。この島は日本のハワイと言われており、海沿いにはハワイを感じる飲食店があるのでいつもはローストビーフ丼屋の“アロハオレンジ“さんに行きます。レアに作られたローストビーフがめちゃくちゃ美味しいんです。

腹ごしらえが済んだら事前にGoogleマップに打っておいたピンを一箇所ずつ回り、夕方のチャンスタイムに向けてどこが良いかを決めるために、車を走らせ島を一周します。
ブルーバックメバル狙いの釣り旅
今回釣りに来たのは“メバル“です。ですが普段スーパーに並んでいるメバルではなく瀬戸内海にしか生息しないブルーバックと言われる背中の青いメバルがいてそのメバルは流れの中に生息しとても筋肉質で掛けた後に鋭く引くのが特徴です。
良型のブルーバックに出会うためにこの四日間車中泊で頑張っていこうと思います。
果たして出会うことはできるのでしょうか。
明るいうちに場所の下見も兼ねて色々ないポイントを回りました。海沿いの道を走ったり山道を走ったり、この旅で一番びっくりしたのが信じられないくらいのデカさと数の猪に遭遇したことです。流石にやられると思いましたがなんとか生きて帰ってきました。なんと言ってもあいつら海を泳いでていきなり海面から上がってきたり、真っ暗な山道を走っていたらいきなりお父さんみたいな猪と遭遇したり、夜の砂浜が一面猪だったり、島のJAに行ったらすでに加工されて冷凍された猪がいたりと最後の方は、遭遇してもなんとも思わなくなっていました。(笑)
関東とは桁違いな魚影の濃さと最高のロケーションの中で釣りができるのは釣り人にとっては楽園です。(笑)
そんな中、めちゃくちゃ釣れる場所を見つけることができ爆釣しました。

今回の釣果と使っているルアー
メバルをルアーで釣ることをメバリングと言うのですが大体ワームと呼ばれるミミズの様なソフトルアーで釣るのが一般的な中、僕はプラグと言われる硬いルアーで釣るのが好きで釣れる数こそ劣るものの、釣れたらデカいとてもロマンが詰まった釣りが好きなんです。
原宿店BOSSの伊東さんのお客様にima(アイマ)というルアーメーカーの方がいて僕もそこのルアーが大好きでいつも愛用してます。(笑)

アパレルもお洒落なものも沢山あり普段から着用しています。
instagram →@ima_amsdesign
是非皆さんも覗いてみてください。
今年の夏もここ周防大島に釣りに行く予定なのでお楽しみに!