生きる意味を、もう一度問いかけてくる物語
人生は思い通りにならない。 過去の選択、失敗、そして喪失。そんな経験を抱えたまま、時間だけが過ぎていくような感覚を持つことはありませんか?
『春に散る』は、そんな「止まっていた時間」を動かす力を与えてくれる一冊。
一度はリングを降りた元ボクサーたちが、もう一度“闘う意味”を見つけていく姿を通して、読者の心にも再生の灯をともしてくれます。
生き方に迷ったとき、迷いながらも前に進みたいとき、ぜひ手に取ってみてください。
この本を読もうと思った理由
お客様からプレゼントしていただいたことがきっかけでした。
「最近読んだ本の中でとても良かったから」とおすすめされて読み始めたのですが、自分の価値観を少し揺さぶられるような読書体験となりました。
おすすめを通して広がっていく本との出会い。 皆さんのおすすめもぜひ教えてください ❤︎
心に残った場面と登場人物たち
生きているのか、ただ日々をやり過ごしているだけなのかーー。
そんな時間を過ごしていた元ボクサーたちが、それぞれの再会や出会いを通して、もう一度自分の人生と向き合い始めます。
“闘い”とは何か。 “勝ち”とは何か。
そして、“生きる”とはどういうことなのか。
彼らがぶつかり合い、支え合いながら歩む姿に、読んでいるこちらまで力をもらえるようでした。
あとがきに代えて
『自由になるために、自由に振る舞うために、必要なものとは何か?』
この問いに対して、明確な答えは書かれていないけれど、ページをめくるごとに、自分自身の中から何かが静かに芽生えてくるような感覚がありました。
現代を生きる私たちにも重なる問いかけと、どこか懐かしさを感じさせる男たちの物語。
読後、まるで試合後のリングのような静けさと、心の奥底に灯る熱を感じました。
“今”という瞬間を見つめ直したいすべての人に届けたい一冊です。