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お客様の魅力を最大限に引き出します by 関根梨沙 

更新日:2026.01.09

ゲスト

関根 梨沙

Risa Sekine

ゲスト

安藤 利晃

Satoaki Ando

一つ前の記事はこちら

初心の気持ちを今も。これからも。by澁谷アスカ

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今回の「LOOK at me!」は、アトレ恵比寿店 根梨沙さんが、原宿ハラカド店で活躍する安藤利晃さんにインタビュー。

1年目の時、お客様をすごく大事に接客しているイメージがあった安藤さんに、今回デビューしたての関根さんがお話を聞きたく指名しました。

カウンセリングの大切さやコミュニティーの広げ方などの話を聞いていた関根さんの目は真っ直ぐ未来に向かっていたことは明らかでした。

入社当時のインパクトが鮮明に残っていた関根さんに、安藤さんも驚いていたようです!

是非、最後までご覧ください。


今日はよろしくお願いします。アトレ恵比寿店4年目の関根梨沙です。

原宿ハラカド店の安藤利晃です。よろしくお願いします。

1年目の時、安藤さんと新宿店で一緒に働かせていただいて、お客様をすごく大事に接客しているイメージがあったので、お話を聞きたいなと思って指名させていただきました。

ありがとう!こうやって一緒に働いていた後輩に話したいと思ってもらえるのはすごく嬉しいです!今回対談企画第一発目以来、2回目の出演なので本当に嬉しい!

関根さんは入社一年目が新宿店で、その後恵比寿店にいつ異動したんだっけ?半年ぐらいだったよね?

そうです。半年しか働いてないんです。

そうだよね。しかもコロナ禍だったよね。

はい。安藤さんは本当に一番カウンセリングをしっかりやっていて…。

すぐそこに持っていくね!(笑)

え!そういう感じじゃないんですか!(笑)

いやいいんだけど、なんか世間話から始めようと思ってたから(笑)

てか入社して半年でそこまで見えてるのってすごいね。『この先輩カウンセリングとかお客様を大事にしてるな』って。僕が一年目の時は自分のことでいっぱいいっぱいでそこまで感じる余裕はなかったかも。

確かにです!(笑)
ずっと思ってました!

ありがとうございます。今月からスタイリストデビューだもんね?本当おめでとう!

はい、昨日からデビューです。ありがとうございます!

今、期待でいっぱいだと思うけど、その中でも悩みとかってあったりする?

やっぱりカリキュラムで習わない部分がカウンセリングかなと思っていて、そこが一番不安です。先輩にも聞いたりはするんですけど。やっぱりコツが分からないです。

確かにスタイリストになるまでは技術とか他のことで頭がいっぱいだし、カウンセリングを明確に学ぶ場はなかなかないもんね。
関根さんが感じている通り、今の時代カウンセリングはめちゃめちゃ大事だと思ってる。この髪型が流行ってるからみんなこの髪型をしたい、っていう時代じゃないじゃん?
昔の聖子ちゃんカットとか、そういうみんなが同じ髪型をしてるっていう時代じゃなくて、一人一人に合わせたヘアスタイルを作るのが今。それはその人のファッションやメイクだったり、そもそもの骨格とか髪質だったり、あとは雰囲気だったり、ライフスタイルだったり。

本当に色々な要素があると思うんだけど、それに合わせて髪型をオーダーメイドするっていうのが今の時代だよね。そういう意味ではカウンセリングが特に大切だなと思ってる。ちなみに関根さんはカウンセリングって何のためにすると思う?

イメージの共有をするためかなと思ってます。

それはもちろん大正解。僕もそれが一番大事だと思ってる。同じ目線になれていないとゴールがずれてしまって、結局いくら良い髪型を作っても気に入ってもらえない。
それが大前提で、僕が裏テーマとして考えているのは、美容室で今から1時間だったり2時間だったり過ごしてもらうその時間を、最初のカウンセリングですごくワクワクする気持ちになってもらう。期待に胸を膨らましてもらう。これが結構大事かなと思ってる。特に初めての美容室に行くお客様ってすごく不安な気持ちだろうし、絶対緊張するじゃん?

はい、私も絶対緊張します。

だからその中で、『楽しみだな』『今から自分が良い髪型になってハッピーになれる』『ワクワク』っていう気持ちをそこで持ってもらうっていうのが結構大事かなと思ってて。最終的に同じヘアスタイルになったとしても、良いカウンセリングをしているかしていないかで、お客様の満足度って絶対に違うと思う。同じ仕上がりでも、最初に寄り添って共有して提案して、仕上がった後にもアフターカウンセリングをしっかりしてあげると、その髪型がより一層輝いてくれる。そういう効果もカウンセリングにはあると思うんだよね。

あとあれだよね?カウンセリングのコツ的な。

絶対にこれは聞く!とかあったら知りたいです。

基本的に、カウンセリングは『物理的な部分』よりも『心理的な部分』を僕は大事にしてる。どういうことかというと、例えば一番ダメなのは『何センチ切りますか?』そういう物理的な質問は極力控えた方がいいと思ってて。お客様って髪を切りに来てるんだけど、髪を切ることがゴールじゃなくて、幸せになりたいっていうのがゴールであって、あくまでもその手段が髪を切るっていうだけなんだよね。だから、その物理的な何センチ切りますか?とかじゃなくて、今の悩みだったり、困っていることとか、その日の気分だったり、そういう部分を引き出してあげるような聞き方をするかな。

なるほど。勉強になります。ありがとうございます。

僕ばっかり喋ってる。(笑)でも本当に大切なことだと思う。例えば特に女性のお客様の場合、どういうヘアスタイルにするかを決めるゴールまで極力遠回りする。
さっきも言ったように絶対緊張して来店してるだろうし、要望を100%人に伝えるのって難しいよね。やりたいスタイルを箇条書きにして持ってきてるお客様ってなかなかいないからね。
会話の中でポロッとこぼれる本音とかも意外とあるから、そういうのを引き出すために、あえてちょっと遠回りしてカウンセリングは時間をかけてやるかな。
特に新規のお客様の場合は『信頼関係を築く』のもカウンセリングで重要な部分。
ずっと長く来てもらってるとその信頼関係も自ずとできてくるよね。そうなってくるとカウンセリングで『お任せ!』ってなったりもするだろうし。言わなくても分かってくれる関係性みたいなものになったりもする。

お任せはお任せで難しそうですね。

確かに。実は『お任せ』はお任せじゃないっていうあるあるあるね。(笑)
ずっと通ってくれてるお客様のお任せだったら好みも把握できてるから良いんだけど、初めてのお客様にお任せって言われたら、もちろんめっちゃ探るね。完全なお任せじゃないだろうから、消去法的な感じで、その人のお任せのストライクゾーンを絞った上でベストなスタイルを提案するかな。

じゃあ次は僕から質問しよっか。関根さんは将来どんな美容師像を描いていますか?遠い将来でも近い将来でもいいです。

やっぱりお客様をハッピーにできるような美容師になれたらなと思って、頑張っています!

素晴らしい。ってことは、サロンワークを頑張りたいってことだね?

今はそうです!

昨日スタイリストデビューしたところだし、もちろんサロンワーク一番頑張りたいよね!美容師はサロンワークが主軸だから、その調子で走り続けよう!

そういえば1回アイドルのヘアメイクの仕事も一緒にやったよね!僕が発足した『アイドルヘアメイク部』。ああいう機会もこれからももっと後輩達に作っていけたらなと思ってる。

ヘアアレンジもメイクも頑張りたいと思ってます!最近は撮影のお手伝いでメイクさせてもらったりしてます。

良いね!色々な事にたくさん挑戦する中で見えてくる世界もあるからね!

はいっ!

あと質問いいですか?私が入社したての一年目の時、安藤さんはディレクターですごく忙しかったんです。そんな忙しい中、自分でシャンプーしたり、パーマも全部巻いてたイメージがありました。サロンワークの中でどんなところを大事にしてるのか、気をつけているのかが気になります。

全部やりすぎなんだけどね。(笑)人に任せることもとても大切だし、自分の中での信念や葛藤が色々あるよ。でも一番はお客様がどうやったらハッピーになるかっていう部分の逆算で常に考えて動いているから。自分がお客様側だったらやっぱりね、全部やってほしいよね。アシスタントに任せっきりじゃなくて。任せる時もあえてお客様の目の前で『このお客様はこうこうこうだから、こういう風にやってね』っていうのをかなり具体的に細かく伝える。それはそのアシスタントを信用してないからとかでは全くなくて、お客様に少しでも安心してもらうため。

なるほど。。

あと一番大事にしていることは、『感動を与える』こと。満足させるのは当たり前で、感動級のものをどうやったら与えられるかな?ていうのを常にあらゆる角度から考えてる。だからお客様にリピートしてもらうには、感動してもらわないと。自分に置き換えるとそうだと思うんだよね。自分が好んで通ってる場所とかって、絶対自分の心が感動級に動かされているからそこに通ってると思う。例えば飲食店で、ご飯まあまあ美味しいな、満足。ぐらいじゃ多分通いはしないじゃん?

確かに。。接客業してると、飲食店でも接客の面を見ちゃいます。

そう、見ちゃうし、それが勉強になるから。僕は基本的にこの世の物事の全てを仕事に取り入れてる。

そうなんですか?!

どういうことかっていうと、自分の心が動く瞬間あるじゃん?その時に心が動いた理由って何だろう?っていうのを考える。なんで今楽しいんだろう?なんで今幸せなんだろう?そこには何かしら言語化できる理由がある。形は違えど自分の仕事、お客様に落とし込める。美容師としてそういう考え方をしてるかな。アイドルのライブ行って感動するじゃん?また行きたいと思うじゃん?

はい!(安藤も関根も生粋のアイドルオタク)

アイドルはステージでマイクを持って、僕達は美容室のフロアでハサミを持って。お客様を幸せにするっていう意味では方法は違えど結局一緒なんだよね。だからその原点となる何かが絶対ある。全ての仕事から学べる部分はあるから。そうやって常にどんどんアップデートしてる。

すごいですね。ライブからも。。

多分変態なんです(笑)

今の時代、色んなところから学びがあるからね。アイドルのライブも学びだからね、勉強会だから。(笑)時代的にも仕事とプライベートの両立、趣味とかを大事にするのはすごく大切だと思うよ。ただ、やっぱり美容師って特殊な職人的な要素も強い仕事だから、もう本当、狂ったかのように仕事に没頭する時期は体験してほしいなとは思うけどね。その時期があるかないかで技術力はもちろん、美容師としての深みが全然変わってくると思う。時代的に強要はできないんだけどね。(笑)

はい。安藤さんもそういう時期ありましたか?

全然あるよ。アシスタントの時は、誰よりも練習してたって胸張って言えるぐらいしてたし、スタイリストになってからも平気で連勤とかしてた。(笑)

今じゃ絶対ダメですね(笑)

だね。(笑)

とは営業時間外に必死で集客のために動いてたかな。クラブでヘアブースをやってた時は5年間ぐらい週2〜3、夜中の2〜3時までやってたね。毎月10人くらいは新規のお客様として店に来てくれてたよ。

あとは街でも終電までお客様になってくれそうな人にひたすら声をかけたり。

アイドルのライブの話だとさ、一時期ライブで隣の席になった人を、百発百中で店に連れてきてた。(笑)

すごい。。ライブで隣の席の人に話しかけられるのすごいです。安藤さんのお客様に本当にファンの方いましたもんね。私がシャンプー入らせてもらって、話めちゃくちゃ盛り上がりました。

大人になって友達が増えるってなかなかないじゃん?ライブ会場で会う人は圧倒的な共通の趣味があるわけで、基本的に仲良くなれる可能性が高いよね。ってことはお店に来てくれる可能性も高い!もちろんそんな風に考えて仲良くなろうとはしてないけどね。(笑)

社会人になってから、友達を増やしたいなって思ったことはあるんですけど、まだ一人もできてないです。

なかなかできないよね。僕が心がけていたのはも『誘われたら絶対断らない』。正直めんどくさくても、無理してその場に顔を出してた。(笑)そしたら結構輪は広がるかもね。僕も交友関係は広い方じゃないけど、そうやって行動してたらアイドルの運営陣とも仲良くなって仕事になったりとかそんな奇跡も起こるから!関根さんも人生振り返ると、もしあの日行ってなかったら今のこの流れ全部なかったよな、みたいな一日って絶対あるよね?ってなるともう全部行くしかないよね。怖いよね。これ逃してたらどうなってたんだろう人生、みたいな。(笑)

確かに、怖いですね。。色々顔出すようにしてみます!

あと最後に質問なのですが、お客様カルテのことを聞いてもいいですか?安藤さんのカルテは一番特徴的だった気がします。

他店で今でも話題に上がるらしいね。ドン引きされるぐらいの情報量のカルテ書いてる。(笑)

私も先輩のメインアシスタントをしてた時、カルテを細かめに書いてはいたんですけど。

大事!スタイリストになったらもっと書いた方がいいよ。

そうですね、自分のお客様ですもんね!カットのことも書いてるんですか?

もちろん!カットこそ書くって感じだけど。いつもカルテに薬剤のレシピしか書かない人が不思議でしょうがない。(笑)毎回新鮮な自分で行きたいから書かないっていう主義の人がいると聞いたことがあるんだけど、お客様が求めていることを真摯に考えるとどうなんだろう?過去の履歴をしっかり把握した上で新しい提案をしてほしいと思うんだよね。だからカルテは絶対書かないと。

写真にも収めてますか?

もちろん仕上がりは写真にも収めるし、文字にも書く。話したことも書くし。人って『覚えてくれてる』ことに感動する生き物だと思うから、カルテにできる限りの情報を詰め込みたい。僕は記憶力が全然ないから、書いて残すしかないっていうのもあるけど。

例えば圧倒的に記憶力がある人とか、圧倒的にカリスマ性がある人とかは書かないでもいいと思う。でもなかなかいないと思うんだよね。多分98%ぐらいは雑草的な人種だと思うから。僕もそうだし。だから自分が雑草だと感じるなら、カルテを書きまくった方がいい。

私は雑草だと感じます。

だとしたらしっかり書いた方が良いね。お客様の満足だけじゃなく感動に繋がるし。あと記録しておいた方が仕事も早いしね。僕は営業が終わったらその日のカルテを全部書いて、翌日にいらっしゃるお客様のカルテも目を通して色々イメージを膨らませておく。

すごいです。。なかなかできないですよね。

やるかやらないかだよね。時間は限られてる。いかにそこに割く時間を作るか。

あと追加で話すと、僕は『唯一無二』をすごく大事にしてる。周りの人と違うことをする。もしくは同じことをしても、圧倒的に違うレベルのものを提供する。それは技術でも技術以外でも何でも。その人にとっての唯一無二な自分になることがすごく大事だと思ってる。

確かに唯一無二、大事ですよね。

僕達は毎日美容室で働いてるから当たり前になってるけど、お客様が美容室にいらっしゃるのは年に10回、多くても20回くらい。365分の20以下。ってことはめちゃくちゃ特別な一日だし、めちゃくちゃ特別な空間。だからこそ唯一無二を感じてもらって『やっぱり他の人とは違うな』って自分が指名されるような努力をしないといけない。それが最初に言った、感動をどうやったら与えられるか、に繋がってくると思う。そうするとそのお客様にとって、唯一無二なお店になれると思うから。

お客様も絶対楽しみに来てくださってますもんね。私も感動を与えられる人になりたいです!

なれるよ!関根さんはコミュニケーションを取るのが上手いから。

コミュニケーションは好きなんですけど。。

人の懐に入るの上手いじゃん。あんまり気を使わないっていうか、良い意味でね。(笑)いつも笑顔で、独特の雰囲気で近寄ってくる感じがある。それって嬉しいし、みんな心地良いと思うよ。僕はそう感じてる。だから関根さんはもう人に感動を与え始められてるから!

頑張ります!ありがとうございます!

では最後に。昨日スタイリストデビューしてこれからだと思うけど、今一番ワクワクして楽しい時だと思います!今の気持ちを忘れずに仕事とアイドルオタクの両立、頑張っていきましょう!(笑)今も十分素敵な美容師だけど、必ずもっともっと羽ばたける逸材だと思うので、一緒にPEEK-A-BOOを盛り上げていきましょう!

私もここからが本当のスタートだと思うので、ここからできることを頑張って積み上げて、上を目指していこうと思います!今日はありがとうございました!

あとがき

1年目からしっかりとスタイリストの仕事を見つつ、自分で考えて行動してきた関根さんと、後輩に丁寧さや熱意を感じさせる安藤さんのお2人にこれからも期待です。仕事以外でも趣味が似ているお2人がまたどこかで交わることを楽しみにしています>

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PEEK-A-BOO AVEDA アトレ恵比寿
PEEK-A-BOO新時代を担う”LOOK mag.”初代編集長