あらすじ
1979年のカリフォルニア。 歌手を夢見るショーダンサーのルディは、ある日、母親に見捨てられたダウン症の少年マルコと出会う。
やがてルディと弁護士のポールは、マルコを引き取り、3人での暮らしを始める。
次第に本当の家族のような絆を育んでいく彼らだったが、ゲイカップルであることから、周囲の偏見や法律の壁が立ちはだかっていく。
印象に残ったシーンと感じたこと
ストーリーが進むにつれて、ルディの“美しさ”がどんどん増していくのが印象的でした。 最初は少し奇抜に見えた外見も、愛情深くマルコと向き合う姿に触れるうちに、どんどん“魅力的な人”へと変わって見えてくる——。
誰かを心から愛することで、人はこんなにも変われるんだと感じました。
美容師として気になった部分
ルディの髪型や服装、そしてメイクに注目。 長い髪、ドレッシーな装い、さりげないアイライン——
そのどれもが「自己表現」であると同時に、現代のジェンダーレスなスタイルにも通じる洗練された美しさがありました。
ふたりの関係性や、時折見せるマルコのピュアな表情も、色彩や光の演出と相まってとても印象的でした。
この映画を通して考えたこと
物語の舞台は40年以上前ですが、描かれている問題は決して“昔のこと”ではありません。
法律や社会の偏見、そして「普通」という言葉がもたらす境界線。
人を愛する気持ちは、性別や血縁では測れない—— この映画はそんな当たり前のことを、優しく、でも力強く教えてくれます。
あとがき
涙なしでは観られない映画ですが、観たあとにはきっと、大切な人をもっと大切にしたくなるはず。
ルディの姿に、自分自身の表現や、人との向き合い方を重ねてしまう。
「家族は、選んでもいいんだ」
そう思えるような1本でした。 ぜひ、静かな時間にじっくりと味わってほしいです。