*個性を引き出す、メイクとネイルの力 ― PEEK-A-BOOメイクアップアーティスト茂田井 × ONEネイリスト吉野対談
更新日:2025.11.14
■ 出会いはスクール時代──「憧れの存在でした」
吉野さん(以下:よ):私は福岡校、茂田井さんは東京校だったんですが、朝礼でよく名前が出てきてて、“有名人”って感じでした(笑)。面接でお会いした時は、つい心の中で「本物だ…!」って思いました。
茂田井さん(以下:も):え〜嬉しい(笑)!私は新潟出身で、新潟の専門学校に通ってたんですが、特別授業でビースタッフの先生が来てくれて、そこからビースタッフ東京校へ。学生時代、川島先生のヘアショーでPEEK-A-BOOを知ったのが最初のきっかけです。
■ 世代を越えてチームをつくるコツは「個性を知ろうとすること」
よ:茂田井さんって、どの世代からも信頼されてる印象です。人間関係を築く上で大事にしてることってありますか?
も:ありがたいですね〜。特に意識してるわけじゃないけど、それぞれの世代の価値観を“知りたい”って気持ちは強いかも。その人の個性を見つけたら、そこを意識して接するようにしてますね。
よ:わかります!私もネイリストという立場で、アシスタントでもスタイリストでもない中間だからこそ、どう関われば…って悩むこともあって。
も:そうそう、メイクやネイルの人って“間”にいるからこそ、両方の立場を理解できるのよね。接し方を相手によって自然に変えることで、関係性も柔らかくなる気がします。
■ メイクは“個性を活かす”ためにある
よ:ご自身のメイクでこだわってるポイントは?
も:昔はコンプレックスの塊だったけど、今は「個性」だと思えるようになって。目元が気になるからこそ、アイラインはダークブラウンで“引き締めるけど柔らかく”。あとリップも元々気になってた部分だけど、今は逆に魅力として活かしてます。質感でバランスを取ったりしてますね。
よ:すごく勉強になります…。営業でお客様にメイクする時って、どうやってその人の“似合う”を判断してるんですか?
も:顔立ちはもちろん、ヘアスタイルやファッション、ライフスタイルも参考にします。内面まで想像して、その人が自然に笑顔になれるようなメイクを提案したいって思ってるから、表面的なことだけじゃなく“その人らしさ”を引き出すことを意識してます。


■ 丸顔のチーク問題も解決!
よ:私、顔が丸いのがコンプレックスで…。チークの入れ方とか、アドバイスもらってもいいですか?
も:もちろん!丸顔の方は、チークを顔の外側に入れちゃうと余計に膨張して見えるから、中心に寄せるのがポイント。目元も目尻より目頭に印象を寄せることで、フェイスラインが気にならなくなりますよ。ハイライトも鼻筋に入れるだけでかなり変わります!



■ ネイルは“爪先の肌色”を読む
よ:ネイルについてもお伺いしたいのですが、デザイン提案のこだわりってありますか?
も:まずケアを大切にしてます。私自身手荒れしやすい体質なので、ジェルを塗る前の甘皮ケアはしっかりと。その上で、肌色に合うカラーを提案するようにしてます。

実はその「似合わせカラー」の見極め方にも、ちょっとしたコツがあるんですけど……それはまた次回、ゆっくりお話ししますね!

■ ファッションもヘルシーに自分らしく
よ:茂田井さん、服もいつも素敵ですよね!どこで買われてるんですか?
も:ありがとう!「アメリ」が好きで、ディレクターさんのセンスにも惹かれてます。柄より色やシルエットで個性を出す感じが好きで、割とフィット感のあるスタイルを選んでます。
■ 最近ハマっているのは“隅田川ラン”
よ:最近ハマってることは?
も:健康のために、隅田川沿いをランニングしてます!5〜6kmくらい。景色も気持ちよくて、リフレッシュになりますよ。
■ 体育会系な環境が、自分を強くする
よ:PEEK-A-BOOって、チームの団結力というか、体育会系の雰囲気がありますよね。
も:うん、私も部活で育ってきたし、体育会系って悪いことばかりじゃないと思う。上下関係って、ただの厳しさじゃなくて“経験を受け継ぐ”という意味でも大事。学んだことは自分で止めず、後輩に渡していけるようにしてます。
■ 忙しい毎日でも、オフの時間はしっかり楽しむ
よ:講習も撮影も営業も、本当にお忙しいと思うんですけど、息抜きってどうしてますか?
も:とにかくオフの日は“フッ軽”で行動!友達と飲みに行ったり、旅行したり、美味しいもの食べたり…。でも丸1日なにもせず干物女子みたいに過ごす日も大事。オンとオフをしっかり分けて、自分にご褒美をあげることも意識してます(笑)。
締めくくり:
長い道のりを歩みながらも、常に“自分らしさ”と“他者へのリスペクト”を忘れない茂田井さん。ネイルとメイク、それぞれの分野からPEEK-A-BOOを支える2人の対話からは、美容の仕事が単なる技術ではなく、人との関係性を築くことなのだと実感させられます。
きっとこの先も、世代や肩書きを越えて、素敵な美容の輪を広げてくれるはずです。






