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『マネーボール』|常識を覆す挑戦に胸を熱くする実話ベースの野球ドラマ

更新日:2023.10.04

坂本 樹紀

Juki Sakamoto

記事の前編はこちら

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マネーボール
原題: Moneyball(2011)
ジャンル: スポーツ/ヒューマンドラマ/実話ベース
上映時間: 約133分
監督: ベネット・ミラー
主演: ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル

はじめに

「予算がないなら、知恵で勝て」——。

『マネーボール』は、MLBオークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャーであるビリー・ビーンが、従来の常識を覆す“データ重視”のチーム編成で、奇跡の快進撃を果たした実話を基にした作品です。

華やかなプレイではなく、数字と信念に賭けた“戦略の野球”を描いた本作は、スポーツ映画としてだけでなく、働く人や挑戦する人の心に深く刺さる一作です。

あらすじ

かつては将来を嘱望されたプロ野球選手だったビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、引退後オークランド・アスレチックスのGMとして手腕をふるっていた。

しかし、潤沢な資金がある強豪チームとは違い、アスレチックスはスター選手を引き止めることもできないスモールマーケット球団。

そんな状況の中で出会ったのが、イェール大学卒のピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)。彼は“選手の価値を数字で測る”という独自の理論を持っていた。

2人は周囲の猛反対を押し切り、常識を覆すチーム編成でシーズンに挑むが——。

印象に残ったシーンと感じたこと

もっとも心に残ったのは、ビリー・ビーンが孤独に打ち勝ち、信念を貫いていく姿。

周囲に理解されず、選手や監督との衝突も絶えない中、それでも「勝つためには変えなければいけない」と、決して妥協しない姿勢が強烈に印象に残ります。

また、娘とのやりとりから垣間見える父としての優しさが、ビリーの人物像に温かみを与えていて、静かに胸を打ちました。

この映画を通して感じたこと

「変わることは、恐れられることでもある」という現実と、「変えなければ、勝てない」という覚悟のせめぎ合い。

この映画は、単に野球の戦術を描いた作品ではなく、“挑戦することの意味”を問う作品だと感じました。

自分の信じる道を貫くビリーの姿は、どんな業界・立場にいる人にも共感を呼ぶものです。華やかさではなく、“地味でも本質を見抜く力”の大切さを教えてくれる一本でした。

📌 こんな方におすすめ

  • 実話を基にした映画が好きな人
  • スポーツ映画の感動を味わいたい人
  • 挫折から再起する姿に勇気をもらいたい人

🎥 視聴できる配信サービス

netflix
※最新の配信状況は各公式サイトをご確認ください。

あとがき

『マネーボール』は、誰もが見逃していた「価値」に光を当て、結果で証明してみせた挑戦者の物語。

ただの野球映画にとどまらず、働くすべての人にとっての“励まし”や“気づき”を与えてくれる作品です。

今、自分のやり方に迷っている人へ。ぜひ一度、この映画を観てみてください。

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