April
04
Friday
15°C Clouds
Tokyo

share

Home > 趣味は別腹 > 『ビリーブ 未来への大逆転』|法を変えた女性の信念と勇気の実話映画レビュー

『ビリーブ 未来への大逆転』|法を変えた女性の信念と勇気の実話映画レビュー

更新日:2020.10.21

記事の前編はこちら

『パッドマン 5億人の女性を救った男』|ひとりの想いが世界を変える感動の実話映画レビュー

インドの実話をもとにした感動作『パッドマン』を深掘りレビュー。生理や衛生という社会的タブーに立ち向かい、たった一人の情熱が5億人の女性を救ったノンフィクション映画の魅力を紹介します。

出典:gaga.ne.jp

ビリーブ 未来への大逆転
原題:
On the Basis of Sex(2018)
ジャンル: 法廷ドラマ/実話ベース
上映時間: 120分
監督: ミミ・レダー
主演: フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー

はじめに

ノンフィクション映画は、時代を超えて語り継ぐべき“本当にあった物語”を私たちに届けてくれます。

『ビリーブ 未来への大逆転』は、アメリカで初めて「男女平等」に切り込んだ歴史的裁判を描いた実話映画。社会に根づく偏見と闘った女性弁護士ルース・ギンズバーグの軌跡は、今を生きる私たちにとっても大きなヒントと勇気を与えてくれる作品です。

あらすじ

1970年代のアメリカ。 名門ハーバード大学を首席で卒業したルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、「女性」というだけで法律事務所への就職を断られてしまう。

その後、大学教授として法律を教える傍ら、ある日、夫マーティン(アーミー・ハマー)が見つけた“性差別の構造”に関わる訴訟に出会う。

それは「男性が育児のために税控除を受けられない」というケースだった。

性別に基づく差別の根本を揺るがすこの訴訟に、ルースは弁護士として立ち上がることを決意する——。

印象に残ったシーンと感じたこと

印象的だったのは、ルースが男性優位の裁判所で、自らの信念を言葉にしていくラストの弁論シーン。

静かに、そして力強く語るその姿は、映画を観ているこちらの背筋が伸びるような感覚を覚えました。

言葉の力で世界が変わる瞬間を目の当たりにできる、鳥肌モノの名シーンです。

美容師として気になった部分

フェリシティ・ジョーンズが演じるルースのファッションは、1970年代の女性らしさと知性が融合したクラシックスタイル。

小さめの丸襟ブラウスやAラインスカート、上品なヘアスタイルなど、品格と芯の強さを感じさせるスタイリングが印象的でした。

時代感を伝える衣装とメイクにも、作品へのこだわりが表れています。

この映画を通して感じたこと

「男女平等」という言葉が当たり前になりつつある今だからこそ、その始まりにあった“たったひとつの勇気”に改めて敬意を抱きました。

ルースのように声を上げる女性がいたからこそ、今の社会がある。過去の戦いが今に繋がっていることを実感させてくれる映画です。

多くの人に観てほしい、知ってほしい。 “闘うことの意味”を静かに、でも確かに伝えてくれる一本です。

視聴できる配信サービス

U-NEXT(字幕・吹替あり)
Amazon Prime Video
WOWOW

※配信状況は2025年時点の情報です。最新情報は各配信サイトでご確認ください。

あとがき

『ビリーブ 未来への大逆転』は、女性の権利だけでなく、「すべての人が平等に扱われる社会とは何か?」を考えさせてくれる作品。

派手な演出はないけれど、確かな事実と感情が積み重なっていくそのストーリーに、深く心を動かされます。

社会の見え方が変わるかもしれない——そんなきっかけをくれる一本。 ぜひ、静かにじっくりと味わってください。

📌 こんな方におすすめ

  • 心を静かに揺さぶる映画を観たい人
  • 社会問題に関心がある人
  • 実話ベースの映画が好きな人
  • 女性の生き方や歴史に興味がある人

Weekly Ranking

Editorial department

PEEK-A-BOO ONE
美容師によるライフスタイルwebマガジン