まずは、キングダムをお勧めするポイントはどんな所ですか?
僕はもともと歴史が好きで中国史とかも興味があったんです。それにキャラクター設定もしっかりしてあるのが読みやすいし入り込みやすいですよね。
確かに!現代のストーリーかと思うくらい感情移入するよね。
後は戦で個々の武のぶつかり合いも面白いんですけど、戦全体の知略戦も細かく描かれてるのも魅力ですね!
僕が入社2年目の時に後輩に勧められて読み始めた漫画なんですけど、主人公の信(しん)に自分を重ねて読んじゃうんですよね。
当時はアシスタントでいつかは自分も誰からも認められるような美容師になりたいっていう気持ちと重なるというか。
今はまだ全然ですけどね(笑)
僕も川崎君に似てるんですけど、このキングダムっていう漫画が美容師の仕事だったり、PEEK-A-BOOにリンクするところがあると思うんですよね、それぞれの個性があったり、立場があるところとか。
その中でそれぞれが活躍して、結果を残すと評価してもらえたり。
だけど上手くいかない時期もあって、そういう時はチームワークで乗り越えたりするんですよね。
そう思うと、美容師に限らずこの漫画から学べるところがたくさんあるところが1番の魅力ですね!
ズバリ、「キングダムの魅力」は3つ!
・実際の中華史に基いてる
・沢山の出会いや別れのドラマがある
・主人公(信)が経験を積んで、成長していく姿
自分の生き方にもリンクしていて、入社したての時遠くに感じていたり、この人凄いオーラある!と思っていた先輩達に追い付きたい早く追い抜きたいっていう気持ちで一生懸命努力したら、その距離が縮まって近付いてるなとか、その先輩達のオーラに負けなくなってきたなと感じれる所ですね(笑)
自分の人生に重なるんだね、3人共熱い!(笑)
次に、好きなキャラクターは誰ですか?
僕は王騎(おうき)ですね。自国の伝説の「六将」である大将軍。そして主人公の信にとってある意味師であり、超えたい壁でもあり…。
ミステリアスで何考えてるのかよく分からなくて、ちょっと近寄り難い雰囲気なんですけど、強いし頭も良い、なによりすごく愛のある武将なんですよ!
作中ではもう戦死してしまってるんですけど、今でも1番好きなキャラクターですね。
僕は『楚の巨人』汗明(かんめい)ですね。
主人公側の秦国からすると、敵に当たる『楚国』ですが、領土が一番大きい国のトップに君臨する大将軍です!
何が好きかって、「自分が7つの国で1番強い」って言っちゃってるところなんですけど、納得できる裏付けと自信が良いなって思います(笑)
楚っていう大国で最前線の将軍としてやってきて、数多くの敵を倒し、今まで負けたことがないという自信。自分もそれぐらい沢山の経験を積んで大きい自信を持てるようになりたいなって思います!
僕は蒙恬(もうてん)です!
主人公の信と同世代の若い世代の武将です。
父と祖父は秦が誇る大将軍で、軍の学校も良い成績で卒業した天才なんですけど、それをひけらかしたりせず良いやつなんです。
なにより緩急の付け所が一番魅力的ですね。普段はすごく緩い雰囲気なんですけど、戦いの時や、いざという時の頭のキレ方は思わず感動しちゃいます!
僕も普段のサロンワークで見習わせてもらっています(笑)
それぞれのキャラクター選びでもみんなの個性が感じられて面白いね!
次に、好きなシーンとかはありますか?
好きなキャラの汗明の名シーンなんですけど、秦の将軍、蒙武(もうぶ)との戦いですね。
汗明は中華で1番強い自信があるのに対して蒙武も中華で1番強い自信がある、『どっちが一番強いの!?』と思わせる熱い一騎討ち。その武のプライドのぶつかり合いがやばいです!
あんなに熱い名シーンは何回も読み返しちゃいますね(笑)
僕は秦の将軍、麃公(ひょうこう)が戦死するシーンです。
この麃公は戦に対してとにかく熱い人で、戦況を左右する重要な戦場を火に喩(たと)えて兵士に指示を出したりするんですが、最後死んでしまう時に、主人公の信に「火を絶やすでないゾォ」と引導を渡すんです。麃公が今まで歩んできた武将としての重みなども相まって痺れました!
分かる!そこも熱いシーンだよね。
僕は好きなキャラクターでも選んだ王騎のシーンです。
単行本で言うと16巻の超軍との戦いの時です。優勢だった秦軍が策略にはまって一気に劣勢になってしまうんですよね。因縁の武将 龐煖(ほうけん)との一騎打ちのシーンで、最後はやられてしまうんですけど、その死ぬ間際に、信や自分の部下達への愛というか熱い気持ちが溢れ出してくる感じがもう涙腺崩壊しますね。何度読み返しても感動するシーンです!
みんなの情熱がビシビシ伝わるね!(笑)
おわりに
今回は『Open Book』という連載企画の第一弾として、人気漫画『キングダム』を、美容師の目線から読み解いてみました。
「漫画×美容」なんて一見異色に見えるかもしれませんが、どんな仕事にも、人生にも、共感できる“学び”があるはず。
好きなものを語ることで、自分の働き方や姿勢を見直すきっかけになる。
そんな小さな発見が、この企画の魅力なのかもしれません。
次回は、作中キャラの髪型やスタイルにも注目し、美容的な視点でさらに深掘りしていきます。お楽しみに!