未来へつなぐ“手紙”が人生を変える
──『株式会社タイムカプセル社』
人生に行き詰まり、職も家族もすべてを失った主人公・英雄(ひでお)。そんな彼が新たに再就職したのは、「株式会社タイムカプセル社」。その会社の業務はなんと、“配達不能”と判断された手紙を、直接本人の元へ届けに行くというもの。
配達先は国内外さまざま。旅の中で出会う人々や、それぞれの手紙に込められた想いに触れながら、英雄自身の心も少しずつほぐれ、変化していきます。
「人生の再出発」や「自分と向き合うこと」がテーマになっており、読む人の背中をそっと押してくれるような物語です。
この本を読もうと思ったきっかけ
美容室の店長におすすめしてもらい、なんとなく手に取ったのがきっかけでした。普段あまり本を読む習慣がない自分でも、読み始めたらスルスルとページが進んでいきました。
この本を読んでみて、好きな場面は?
好きなシーンはたくさんありますが、特に心に残っているのが終盤の「その先の光」という章(P283〜)。
“読みながら、英雄は溢れる涙を止めることができなくなった。”
この場面では、主人公がようやく自分自身の本当の気持ちに気づき、それまで押し殺していた感情に素直になって行動を始めます。その変化の瞬間がとてもリアルで、美しくて、涙が出るほど感動しました。
こんな人におすすめ
- 最近モヤモヤしている
- 自分の生き方に迷っている
- 「人生をやり直せたら…」と思ったことがある
- 人と人のつながりを信じたい
この本は、そんなあなたに静かに寄り添ってくれる一冊です。 文章も優しく読みやすいので、読書初心者の方にもおすすめです。
読み終えた場所


旅先の「ふふ河口湖」で読了しました。自然の中で読むストーリーとしてもぴったりで、景色と本の世界がリンクして、より深く感情が染み込みました。
次に読みたい本は
次に読んでみたいのは、同じ著者・喜多川泰さんの『運転者』。こちらも店長からおすすめされた一冊で、今から読むのが楽しみです。
まとめ
人生を変えるきっかけは、案外こんな一冊の本だったりするのかもしれません。もしあなたが今、少しでも立ち止まっているのなら、『株式会社タイムカプセル社』はそっと背中を押してくれる存在になるはずです。