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*【現地レポート】10th ASIA BEAUTY EXPO 2025|初の大阪開催で感じた熱気と進化

更新日:2025.06.27

栗原 貴史

Takashi Kurihara

熱狂と創造が渦巻いた2日間──PEEK-A-BOOが魅せた“今”のヘアデザイン

記事の前編はこちら

BE STAR EXPO 2025|代々木第一体育館でのヘアショー出演レポート!

2025年6月、国立代々木競技場第一体育館で開催された就職ガイダンスイベント「BE STAR EXPO 2025 TOKYO」にて、PEEK-A-BOO 銀座並木通り店の平中留生さんがヘアショーに出演。カラー仕込みからカットまでの舞台裏と、当日の感動をレポートします。

こんにちは、PEEK-A-BOOの栗原 貴史です。

2025年6月、ASIA BEAUTY EXPOが記念すべき第10回目を迎え、ついに大阪で初開催となりました!

これまで横浜で行われてきた本イベントが、今回新たな地・インテックス大阪へと舞台を移したことで、会場全体に新鮮なエネルギーが満ちていました。

はじめに

4年に一度のビューティの祭典が、ついに大阪に!

2025年6月16・17日、アジア最大級の美容イベント「ASIA BEAUTY EXPO(以下:ABEX)」が、ついに大阪・インテックス大阪にて開催されました。
これまで横浜で開催されてきたABEXが、関西で初開催。記念すべき第10回目という節目と重なり、会場には期待感とエネルギーが渦巻いていました。

私・栗原貴史は今回で4大会連続の出演。美容師として、そして一人の人間としても、強い想い入れがあるイベントです。
入社当時、初めて観客としてこのイベントを目にしたときの衝撃は今も鮮明に記憶に残っています。あの空気、音、光、そして美容師たちの集中力。今回のABEXには、あのときと同じ“熱”を、いやそれ以上の“進化した熱”を感じました。

【DAY1】大阪の暑さ、舞台の熱さ

東京から大阪へ──始まりは新幹線の車窓から

朝からじりじりと太陽が照りつける、まさに真夏のような一日。

9:45発の新幹線で東京から新大阪へ。車窓に流れる東海道の風景を眺めながら、ショーで使用する音楽を聴き、イメージトレーニング。

静岡出身の私は、見慣れた景色にほっとしながらも、心はすでにステージの上へと向かっていました。残念ながら、富士山は雲の向こう。

会場入り──まずは“空気”を読む

13:30、インテックス大阪に到着。すでに空気がピリついている。

立ち位置・音・光。全員で“空気”をつくっていくプロセス


まずは荷物を置いて、1日目のステージをチェック。ステージは思った以上に低く、客席との距離が近い。これは観客の反応がダイレクトに伝わる舞台──緊張感と興奮が同時に込み上げてきます。

15:00には場当たり開始。立ち位置や音、照明のタイミングなどを入念に確認。関西美容専門学校のメイクチームと、サポートメンバーと連携を取りながら、細部まで詰めていきます。

16:20のリハーサルの直前までヘアショーの本番があったので、まるでライブハウスのような熱気に包まれ、翌日のショーへの期待と緊張が一気に高まりました。

ミルボンさん、ウェラさん、ロレアルさん、ナプラさん、アリミノさん、ありがとうございました!!

大阪の夜に癒やされる

1日目終了後、スタッフで近くのお好み焼き屋へ。

仕事のあとの一杯と粉もんは、やはり格別。会場の興奮をそのままに、海風に吹かれて、静かにエネルギーをチャージしました。

【DAY2】本番当日──走って、整えて、舞台へ

朝ランからスイッチを入れる

ランで汗を流し、湯船で整え、心は完全に“ショーモード”へ。

5:00起床。身体と気持ちを整えるためのルーティンである朝ランへ。

ホテル周辺を走り、汗をかいてから湯船に浸かる。これで完全にスイッチON。あとはステージに向かうだけ。

会場入り、そして最終調整

9:00に会場到着。モデルの最終仕込みと衣装チェックを進めつつ、他のチームのステージも見学。

GOALD、HEHAN、テンサイズ──どのチームも世界観が明確で、「何を見せたいか?」が明確なショーが続きます。それぞれの個性をぶつけ合うこの空気感こそが、ABEXならではの緊張感。

14:00、最終場当たり。メンバー全員の呼吸が合ってくるのがわかる。

舞台袖には独特の“張りつめた静寂”が漂い、それが逆に心地よく感じるようになってきます。

16:00──PEEK-A-BOOのステージがついに始まる!

出演は、川島文夫田中幸広福井達真、そして私・栗原貴史
サポートは伊藤雨潔松永幸征加藤梨乃
そして関西美容専門学校の先生たちによるメイクチーム。若さと技術が融合する、まさに総力戦のショーです。

照明が落ち、ステージに灯がともり、音楽が鳴り響き、モデルたちがステージに登場する──

その瞬間、観客の視線が一斉に集まるのがわかる。

一つひとつの動作に対して、空気が反応してくれる感覚。観客の熱気。明らかに世界で一番アツい場所だと思った。 とちゅうその熱気と高揚感と一生懸命な自分とでゾーンに入る瞬間があった。

終演後、客席からの拍手と歓声。

あの瞬間の高揚感は、何度経験しても慣れることはありません。むしろ回を重ねるほどに、心に残る重みが増していきます。

この一枚に詰まった、濃密すぎる“2日間の記憶”

美容は“人”でできている──ABEXで再確認したこと

今回のABEXで改めて強く感じたこと。それは、美容は「人」でできているという事実。

美容師、メイク、モデル、スタッフ、主催者、そして観客。全員のエネルギーと想いが重なって、初めて“ショー”という形になる。その過程そのものが、僕にとってかけがえのない経験でした。

毎回このイベントが出来上がるまで、どのくらいたくさんの美容関係者の方の上で成り立っているのか?考えると改めて【世界で一番アツい場所】だったことは言うまでもないし、ご来場くださった方々は、その熱をたくさん感じてくださったのではないかと思っております。

ABEXという大舞台を経て、PEEK-A-BOOの一員として、そして一人の美容師として、また一歩進むきっかけをもらいました。

次回も、必ずこの場所に立ちたい──そう強く思える2日間でした。

[PEEK-A-BOO MODELS]

[ABEX2025出演クレジット]

出演: 川島文夫/田中幸広/福井達真/栗原貴史
サポート: 伊藤雨潔/松永幸征/加藤梨乃
メイク: 関西美容専門学校

関わった全員が“出演者”。それがABEXの醍醐味。

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takashi kurihara

PEEK-A-BOO NEWoMan新宿
仕事も遊びも120% 音楽大好き店長